饅頭屋支店

ほぼ備忘録

8/12 3×3=Q? 感想

真面目にイベント備忘録をします。

3×3=Q?に行ってきました。場所はほぼ庭のニッショーホール。昼夜二部編成、小川Pの新規案件とのことで正直手探り感が強かったなあというのが全体的な印象。
「1番年上として立ってる佐藤さん」を見られたというのがとても新鮮でよかった。何より3人とも芝居に真剣で両部通して朗読劇が1番よかった。

朗読劇:役者として生活してる動物たちの話。配役は犬、雉、猿兼ナレーターの三役。まっすぐでお人よしの若手売れっ子犬、努力家だがなかなか思うように上手くいかない犬と同期の雉、ベテラン俳優の猿。
個人的には昼のが配役は合っていたと思う。真っ直ぐな犬(熊谷さん)とベテランの猿(佐藤さん)のハマり方が上手かった。そういう意味で榎木くんはどこに嵌めても上手く入るのだなという印象。昼のが好きな理由はナレーションの重みとベテラン猿の説得力。ステージ事故の原因を知っていた雉に向けての激昂も良かったけど「悪いと思うなら芝居で返せ」の説得力に体がビリビリした、これが心を揺さぶる演技だと思った。やっぱり佐藤さんの演技は主人公より年上のが説得力に強みが出るなあと思う。あとやはり今回芝居の流れを握ってたのは佐藤さんだと感じたので、やはり彼は役者なのだなあ…好きだな…という感想。
私は佐藤さんが好きなので夜の配役についても書いておく、忘れちゃうし…夜は「昼の話を踏まえた夜」だった感じがある。昼の犬視点だと雉がちょっと若い印象を受けて良い意味で友達が先に売れてちょっと悔しい、という仕上がりだったのが夜は雉の苦悩が割合を多くする。なんであいつが、なんであいつばっかり、俺だって、お前ばかり!ってやられる弱さを前面に打ち出してて自暴自棄な印象が強かった。佐藤さんが「悩む役」をやるとものすごい苦しそうだなというのはいつも思うんだがああいう若い頃に苦しむ演技は本当に苦しそうで昼との豹変という意味で言えばやはりあの幅広さは武器だなあ、役者だなあと思う。
夜の部のセリフで「あ、本当に落ちた」というのがあったけれどあれが本当に上手かった。事態を受け止めきれてない声が良かったなあ、そうでしょう。
あと両部通してやはり待ちの時の台本に目を落とす顔が役者の顔でああ、私の好きな佐藤さんだなと思って嬉しかった。芝居が好きで、芝居に大真面目な佐藤さんがそこにいてくれてよかった。

あとやはり昼の部の「もっと早く売れると思ってた!」って笑いがぐっときた。先日の動画番組配信イベントでも声優としての転換点は「それだけで飯が食えるか」と言っていたけれど、ヴァンガード時代はまだバイトもやっていて、誕生日イベントでは大きな舞台に顔を出して上がるのは有名な人だけだと思っていた、少なくとも自分がそうなるとは思ってなかった、と言っていたし赤羽根さんももっと堅い印象を受けていたようで、赤羽根さんと佐藤さんというとやはりヴァンガード時代なら1期が1番話していたと思うしそういう意味ではあの時代の佐藤さんはステージに個人として立つイメージはなかったのだろう。
でも彼は今ああしてステージに立って、笑ってそう言えてよかった。仕事が大好きな彼がその仕事で認められて、大きなステージで声優として求められて、楽しそうな顔が見られてそれが私は嬉しかった。
もう一杯の5回配信でも言っていたように「良い声」の定義は人それぞれ、声優なら良い声は当たり前なのだ。心を揺さぶる演技が出来るから声優として立っている佐藤さんが私は何より好きで、もっと彼に仕事をして幸せでいてほしいと思わせるのだ。

話がずれたので戻す。
話が暴れないようにツッコミを入れる榎木くんの立ち回りが実に上手かった。彼のいるイベントは盛り上がりながらも進行はブレないのだろうなと思う。でも気がおかしいので他のイベントにも興味が出てきた。熊谷さんも若いうちに売れた人だけど芝居に誠実でそういうところが評価されたのだと思う。大町くんは初々しくて良かったのでこれからも頑張って欲しい。事務所の後輩を推してくれる佐藤拓也、推せるんだよな。

まとめ。純粋にあの3人のイベントがまた見たいなと思わせるイベントだった。年上でのびのびしている佐藤さんが見られて本当に楽しかった。楽しい企画をしてくれる小川さんだけど毎回良い企画を立ててくれるなあと思うので、これからも応援していきたい。頑張れ小川さん!

あと昼の部で目の前に来た佐藤さんと目があったので「生きてる」実感を得ました。私はハッピーです!
草月ホールはSE列ど真ん中という神引きをしたので生きような!私!おうよ!